税理士と会計士、どちらに依頼すればいい?
おはようございます。
文京区の税理士、あがつま税理士事務所の上妻です。
今日は、税理士と会計士の違いをお伝えしたいと思います。
どちらに依頼すれば良いかお悩みの方は
ぜひ、参考にしてください。
税理士と会計士、どちらもお金を扱うというイメージですが
違いがよく分からないですよね?
税理士について
税理士の資格は一般的に、税理士試験に合格した者が
①2年間以上の実務経験を積む
②税理士登録をする
以上の条件をクリアすると、税理士の資格を取得できます。
試験は難関と言われていますが
勉強の内容自体は、誰にでも理解できるレベルだと思いますし
科目合格制が採用されており、時間を掛けて1年に1科目ずつ受験することが可能なので
地道に勉強・努力すれば、いつか合格できます!
税理士のお仕事は、税務の専門家です。
[税理士にしかできない仕事]
1.税務の代理(納税者の代わりに税務署に税金に関する申告等をすること)
2.税務書類の作成(税務署に提出する申告書等の作成をすること)
3.税務相談(税金に関するさまざまな相談)
税法に限らず民法も含め、毎年多くの法律が改正されますので
税務のプロとして間違いなく業務を遂行するには、常に勉強が必要となります。
会計士について
会計士とは、公認会計士のことです。
公認会計士の資格は一般的に、公認会計士試験に合格した者が
①2年間以上の実務経験を積む
②実務補修所の講習を受ける(通常3年間)
③修了試験に合格する
以上3つの条件をクリアすると、公認会計士の資格を取得することができます。
そもそもの試験が難関な上に、実務経験を積みつつ、さらに補修所で勉強せねばならず、終了試験も簡単に合格させてはもらえないため
かなりハードルの高い資格です。
ちなみに私は、(税理士になる目的で)公認会計士試験を目指したことが一時期ありましたが
多科目を勉強することが向いていなかったのか、ハードな学習についていけなくて
合格できる未来が全く想像できなかったため、1年足らずで諦めました(笑)
公認会計士のお仕事は
主に、上場企業などの大きな会社の決算書が正しく作成されているかをチェック(監査)することです。
税務関係のお仕事ではありません。
税務代理、税務書類の作成及び税務相談は税理士の独占業務なので
公認会計士の資格のみでは税務の仕事を請けることができません。
ただし、公認会計士の資格があれば税理士になることもできるので
税理士登録をすれば税理士の仕事もできます。
したがって、税理士登録をしている公認会計士は
税理士として、税務のお仕事をすることが出来ます。
税務関係の仕事は税理士にしかできないため
税理士に依頼してください。
ただし、会計事務所を開業をしている公認会計士の先生は
たいてい税理士登録もしているので
公認会計士兼税理士である可能性がものすごく高いです!
(名刺には「公認会計士」「税理士」と、どちらも記載されているでしょう。かっこいいね。)
よって、税理士はもちろん、開業している会計士に依頼するのも
問題ないと思われます。
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