業務委託契約のメリット・デメリット

query_builder 2021/07/01
ブログ
メリット・デメリット

(続き)

雇用契約と業務委託契約との違いについて(65歳以上)


業務委託契約のメリット・デメリットの観点から

以下に説明します。

デメリット


【デメリット】


<受任者のデメリット>

① 社会保険

 労働者ではなく個人事業主として扱われるため

社会保険制度(労災保険・雇用保険・社会保険)の適用がない(国民健康保険には加入できる)

② 報酬

 収入が安定しない可能性がある

 法定労働時間という制約がないため残業代支給も不要で、賃金規制が無く、最低賃金以下の報酬もあり得る

 解雇規制が無く、突然の契約解約もあり得る

③ 確定申告

 確定申告を行う必要がある


<使用者のデメリット>

① 管理できない

 使用・従属性がないため、業務の質を管理することができず、製品やサービスの質がさがることがある

② 報酬

 専門性が高いと、報酬が高くつくことがある


メリット



【メリット】 


<受任者のメリット>

① 老齢基礎年金を満額需給

 厚生年金保険に加入して65歳以降も働くと、収入が多ければ年金は減額されるが

個人事業主であれば、どんなに収入が多くても厚生年金保険の加入者ではないので

年金を減額されずに、受給することができる

② 自由度が高い

 時間や場所に縛られず、得意な分野の業務のみを行える

 望まない業務依頼を断ることができる



<使用者のメリット>

① 経費削減

 受任者の確定申告(年末調整)や保険料の支払いをしなくて済む

 労働法が適用されないため、場合によっては人件費を削減することができる

② 消費税削減

 業務委託契約の場合、報酬は「外注費」として計上されるため

消費税の仕入税額控除の対象となり、納付する消費税を控除できる

※雇用契約の場合、報酬は「給与」に該当するため、仕入税額控除対象外となる


いるか

雇用契約と業務委託契約の働き方の違いが

少し分かりましたか?


どちらが良いか悪いかは

個人のライフスタイルや考え方によるでしょう。

そのため、これらの違いを十分確認したうえで

検討することが大事です。


長らく労働者として勤めた方にとっては

突然、個人事業主として働き方を変えるのは気が重いかもしれません。

しかし、得意なこと・経験を生かして専門分野に特化した業務を請け負うことや

会社に縛られず、自由な働き方を始めることは

新しい世界が始まるチャンスかもしれませんね。

猫

長い人生を楽しく生きていくためには

生涯現役でいたいものですね!


企業で雇用され続けるためにも、雇用形態を変えて働き続けるためにも、

社会で長く活躍すること、長く必要とされることが必要だということ分かりました。


最後に

人生100年時代を生き抜くために必要とされる3つの「力」

・時々の状況に応じて新しいことを学び、新しいスキルを身に付ける

・多様で柔軟な働き方の実現

・人とのつながりを大事に、心身を健康に保つ


学ぶ、とか、多様な働き方、というと億劫な感じもしますが

友達や家族を大事にして、健康管理をするくらいなら頑張れそうですよね!

未来のために、できそうなことからトライしてみましょう。

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